こんにちは！
兵庫県神戸市に拠点を構え、地盤改良や宅地造成などの土木工事を行っている土木会社の株式会社アドです。
弊社では橋梁補修工事がメイン業務の1つですが、橋梁補修工事についてよく知らない方も多いかと思います。
そこで今回のコラムでは、日本の橋梁補修工事における現状をご紹介します。
新設は減少・補修は増加
現在の日本国内には、約72万の橋梁が存在しているといわれています。
平成26年に発布された「道路の老朽化対策の本格実施に関する提言」をはじめとして、国内のインフラに対するメンテナンスの必要性が高まりました。
その後、定期点検・メンテナンスに関する省令が施工されるなど、各都道府県でインフラの長寿命化が目標とされていることから、既設のインフラについての補修は増加傾向にあることが伺えます。
橋梁は優先度が高い
橋梁はこれから数年の内に、建設後50年を経過する橋梁が全体の半数以上になるといわれており、そのうち建設年度不明の橋梁は約20万にものぼるといわれています。
道路構造物であるため、経年劣化は当然のように発生しますし、コンクリートという素材由来の劣化も生じるため、定期メンテナンスが必要です。
既存の橋梁の状況、そして構造物の特性からも、橋梁のメンテナンスは優先度が高いといえます。
また、橋梁は全体の70％が市町村道に属しているため、地方自治体が中心となって補修を進めていく流れになることが推測されます。
一方で、このような橋梁補修工事やメンテナンスを行う技術者が、慢性的に不足しているという現実問題もあるのです。
橋梁保全業務を受託する業者のうち約42％が民間資格未保有者であることが、深刻な技術者不足を物語っています。
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